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占術研究家    
   梶原煌平  

エドガー・ケイシー  Edgar Cayce

エドガー・ケイシー(Edgar Cayce)

エドガー・ケイシー(Edgar Cayce, 1877年3月18日 - 1945年1月3日)


1)人間の意志力を凌ぐ衝動は何一つ存在しない

2)未来は定まっておらず、変えることが出来る

※先日、衛星放送でケイシーの特集がありました。見ていない人もいるかと思いますので概要をお伝えします。

1877年誕生。
 彼は幼少期から霊能力があり、亡くなった祖父と何度も会話したそうです。周りの子も同じような能力を持っていると思い込んでいたケイシーは、自分だけの特別な能力だと知ったとき大変驚いたといいます。
 彼は二十代になって、咽頭炎にかかりあまり話さなくてよい職業として写真家の道を選びました。そのころ友人に催眠療法を勧められ、それが大きく彼の運命を変えることとなりました。
1901年3月30日、ソファーの上に横たわり催眠療法を受けました。そのとき彼は自分で咽の治療法を語り始めました。それが最初でした。

 その後、噂を聞きつけた人々が彼のところへやってきて診断と治療を受けるようになったのです。医者に二度と歩けないと宣告された人に釘を刺す療法(鍼治療のようなもの?)を施したり、結核で瀕死の状態にあった妻を回復させたりしました。彼は有名になり新聞にも取り上げられるようになりました。当時の記事には「彼の語る内容は解剖学の専門家にも劣らない優れたものである。しかし、普段の彼には医学的専門知識は全く無い」とあります。
 リーディングの際、彼に必要な情報はその人の名前と、現在いる場所の二点だけでした。それだけで次々と的確に当てていくさまを見れば、お約束の下心を持つ人々が寄ってきます。競馬や株式相場について質問する人々が現れたのです。もちろんそのような不当な方法が許されるわけもなく、ケイシーは猛烈な頭痛に悩まされるようになるのです。そのため彼は体調不良となり、しばらくリーディングをやめました。

 その後しばらくは写真家として仕事をしていましたが、事故で息子の目が失明寸前になると息子の目を治すためリーディングを再開しました。またまた有名になったケイシーは著名人や地球物理学に関するリーディングを始めました。ケイシーは特定地域の物理的状態をその場にいるかのように語りピタリと当てました。著名人では、エジソンが電力の性質に関する質問をし、ウィルソン大統領は持病の心臓病について質問しました。人々はこの世のありとあらゆる事柄を質問しました。
 1925年にビジネスが将来どのようになるか聞かれたケイシーは「1929年に逆境が訪れる。十分な注意が必要だ」と答えました。世界恐慌の四年前でした。1931年に、その苦難がいつ終わるかも言い当てました。「1933年の春には必ず回復する」ニューディール政策です。その後1935年に29歳の貨物業者のリーディングを行いました。その際、国際情勢について質問されたケイシーはオーストリアとドイツと日本が同盟を結び世界を火の海にすると答えました。当時の人々はさすがにこの予言は外れると思っていました。なぜなら第一次大戦の同盟国がまだ力を保っていたからでした。しかし、戦争は起こりました。ケイシーは1945年に亡くなりました。

 速記者グラディス・デイビスのコメントが残っていました。(本人晩年映像)「ある日、ケイシーが言葉を切らずに話し続けたとき、どこで文章を区切れば良いか分からなくなってしまいました。すると、ソファーに横たわって目を閉じたままのケイシーがここにコンマを入れなさいと指示してくれました」
 ケイシーの予言にはその時点では不明でも、技術の発達と綿密な調査によって後に分かる事もあります。死海文書が発見される以前に男性のみで構成されたという古代ユダヤ教エッセネ派について語りました。ケイシーはエッセネ派を老若男女の共同体であると言いました。専門家は疑いましたがケイシーの死後、死海文書とほぼ同じ場所でエッセネ派の女性の骨が発見されました。
 また、地質学の分野でもケイシーは驚くべき事を語りました。かつて、ナイル川の流れは今と違い大西洋に直接つながっていたと言いました。もちろん予言当時そのような事は有り得ないと思われましたが、1980年代、衛星写真の発達でサハラ砂漠の南部に未知の川が流れていた事が判明しました。その後の調査の結果、ケイシーの言うとおりだったことが証明されました。
 されに、ケイシーは現代人には到底理解不能なアトランティス人についても語りました。彼らは滅びる前に自らの歴史をユカタン半島とエジプトのスフィンクスの右足近くに隠したと述べました。
 ボストン大学のロバート・ショック博士は言います。「私はオカルトについては全く知識がありませんが、事実としてスフィンクスの向かって右側すなわち左足の下、地下25メートルに部屋が在り、反響調査の結果その部屋の中には何かが有ることがわかりました」調査はまだ途中であり慎重に見守る必要があります。(シンメトリー、左右対称の文化なのでひょっとしたら右足の地下にも埋まっているだけで地下室があるかもしれません)




 だいたいこのような内容でした。
ケイシーについて否定的な人の意見はハズレ例を持ち出して、「このように当たっていない、だからケイシーはインチキである」と言います。確かにハズレはあります。それは認めます。
 しかし、なぜハズレをもってして上記等のアタリが無しになってしまうのでしょうか?ハズレをもってしてアタリが相殺される性質のものなのでしょうか?ハズレをもってして全てをリセットしてしまえるものなのでしょうか?1-1=0の算数の様に捉えていることが否定論者特有の陳腐な詭弁です。アタリはアタリ。ハズレはハズレ。不明は不明。これらは足し算や引き算等出来ないのです。ハズレをもってしても上記のアタリ例は消えてなくなりはしないのです。
 狸寝入りを決め込んで適当な詐話詐術を弄しているなどありえません。テレビで有名な相当博学な否定論者の方でも、同じことをやろうとすれば、質問内容が多岐にわたっていますので、ものの10分で行き詰ってしまうでしょう。
 否定論者の言い分は一顧だに値しません。
 ただ、一つ言える事としてはケイシーといえど絶対ではないので、よく吟味しなくてはならないということです。

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