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占術理論総合サイト

占術研究家    
   梶原煌平  

先天運   Congenital

先天運との関係

具体例
従来の姓名学では、彼女の氏名はあまり良い字画とは判断されないでしょう。全く姓名判断の痕跡は見られませんので、おそらくご両親は姓名学など微塵も信じては、おられないと思います。
しかし、私から言わせてもらえれば、このお名前は彼女にとって大変良い星を持っていますので吉名と解釈できます。結論から言えば、その星とは「火星」です。ではどうして彼女にとって火星が良い星と言えるのでしょうか。実は先天運に秘密があります。
以下の図をご覧下さい。

インド占星術による解析


 インド占星術ではサイデリアル星座といって、西洋占星術の星座とは違う星座を使います。西洋占星術の星座をトロピカル星座といい、両者は約24度ずれています。
 図2は彼女の出生図です。全てを説明すると大変なことになりますので要点を絞って説明します。図2のAsとはアセンダントといって東の地平線の位置を表します。アセンダントのある星座を第一室とし、そこから順に星座の室番号が決まります。
 インド占星術では第5室と第9室をトリコーナと呼び、大吉の室といわれています。ここに星が入るとその星は吉意の方向性を帯びます。火星を見て下さい。第5室に入っていますね。
 さらにインド占星術は西洋占星術との決定的な違いとして、星の強弱を計ることが出来ます。図1をご覧下さい。これは星が最も強く肯定的パワーを発揮するポイントを示しています。これを最高星位といいます。最高星位はその度数に近付けば近付くほどパワーを増します。そしてその度数を越えてしまうと急激に力を失います(ただ、それでも他の星座よりは力がありますが・・・)。すなわち最も力を発揮するのはその度数直前ということです。
 さて、図1の火星の所を見て下さい。山羊座の28度と書いてあります。図2の火星の位置を見て下さい。山羊座27度25分とあります。すなわち、彼女の火星は最高星位のため大変肯定的且つパワフルで、さらに第5室にありますから良い働きをします。
 さてここで、彼女の名前に戻ります。彼女の主格、地格、総格を見て下さい。火星が入っていますね。

 これでお分かりになったと思いますが、画数の吉凶だけが全てではないのです。この一例は大変稀なケースではありますが、一見凶数が多そうな氏名であっても、その人の持つ先天運との兼ね合いが良ければ、良い結果を生み出すこともあるのです。逆に、良い画数を使っているのに今一つパッとしない場合は、先天運における悪い星を氏名に用いている可能性があるのです。

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梶原流数霊術

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