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占術理論総合サイト

占術研究家    
   梶原煌平  

ゲマトリア数秘術 Gematria

カバラの数秘術

これは文字や数字に潜む神秘を読み解く暗号解読術のことです。もともとは、聖書の暗号解読に使いますが、これは人の運命を占うことにも使えます。その人の名前と生年月日から占います。具体的には名前を数字に変換し、さらに単数変換した後、出てきた数の示す象意で真理をみるといった感じです。生年月日のように最初から数字のものは、同様に単数変換して出てきた数字で真理を見ます。

生年月日

まずは生年月日から。生年月日は最初から数字ですので文字のような数値変換の作業がありません。
例、1978年12月11日生まれの場合
出てきた数字をそのまま足していき、単数変換します。
 1+9+7+8+1+2+1+1=30
出てきた数字も、各位ごとに足して単数にします。
 3+0=3
したがってこの方の先天運は3の象意となります。
この単数変換の方法で出てきた数を「秘数」といいます。

ゲマトリア数秘術では、1、2、3、4、5、6、7、8、9、11、22に象意があります。出てきた秘数で象意を見ますが、ここで西洋占星術の出番です。西洋占星術はご存じとは思いますが占う人のホロスコープというものを作ります。トロピカル星座と呼ばれる西洋占星術独特の星座に、生まれたときの太陽系の天体を配置し運命を占うというものです。太陽系の天体にはそれぞれ象意があり、近年数秘術で言われている数の象意との合致から各惑星と数字との対応が決まりました。何故、近年かというと不可視惑星(天王星、海王星、冥王星)が望遠鏡の発達により近代に入って発見されたからです。西洋占星術では新しい惑星が発見されると、その時代の出来事などから象意が決まります。

 以下がその数字と惑星との対応です。

太陽系の星々が担当する数字
 星  数
 太陽   1
 月   2
 木星   3
 天王星   4
 水星   5
 金星   6
 海王星   7
 土星   8
 火星   9
 冥王星  10
注:数秘術では本来冥王星は0を担当しています。
(※一説には不可視惑星が発見される以前は、太陽が1と4、月が2と7を受け持っていたとも言われています。いずれにせよ現在は上記で確定。)
尚、11、22に対応する惑星はありません。それぞれ2と4ということになるでしょう。
さて、上記例の場合は秘数3ですから、木星の象意と言うことになります。

名前

文字の場合、もともとは当然ヘブライ文字、22文字を使うわけですが、ここでは比較的身近なアルファベットで説明します。アルファベットの数値の対応は諸説有りますが、ここでは最も一般的に数秘術で使われている「カリオストロ式数値変換表」を使います。
カリオストロとは、ベルばらの時代に生きた魔術師といわれています。フルネームはアレッサンドロ・カリオストロ伯爵、本名はジュゼッペ・ボルサーモといいます。彼はマリーアントワネットの「首飾り事件」で詐欺師として投獄されます。しかし、釈放後は改心したのか無料で不思議な心霊治療を施すようになり、聖者として人々から崇められるようになります。今となっては希代のペテン師か類い希な聖人であったかは知る由もありませんが、少なくともゲマトリアの術に関しては確かな腕をもっていたようです。
 以下がその「カリオストロ式数値変換表」です。
 数 アルファベット 
 1  A I Q J Y
 2  B K R
 3  C G L S
 4  D M T
 5  E H N
 6  U V W X
 7  O Z
 8  F P
この様に文字に数値が割り振られています。具体的に私の名前で占ってみましょう。
「カジワラ コウヘイ」これをアルファベットにすると・・・
KAJIWARA KOHEI
となります。普通、伸ばす音の「ウ」は表記しません。これを数値変換すると・・・
2 1 1 1 6 1 2 1 2 7 5 5 1
となります。これを単数変換します。まず、全て足していきます。
2+1+1+1+6+1+2+1+2+7+5+5+1=35
これをさらに足していきます。
3+5=8
したがってゲマトリア数秘術でいえば、私の名前には「8」という数霊が作用していると言うことになります。

数霊はあらゆる文字に作用しており、ヘブライ文字やアルファベットだけに作用しているわけでなく、ハングルやアラビア文字にも作用しているでしょう。また、私たち日本人が使う漢字や平仮名にも作用しています。その数霊の作用を説いたものが日本の姓名学です。そう考えるのが道理です。

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