小指の付け根に現れる縦線を水星線といい財運や商才を表します。金星線は金運以外に名声や成功、芸術芸能と言った幅広い意味がありますが水星線は主に財に関わる事柄だけを手相では見ます。水星の意味は本来もっと幅広い意味を持つのですが、手相においては主に財の意味で出るということです。ただしこの線は金星線の意味する金運よりも遙かに大きな金銭を表します。
収入がある程度有っても預貯金ゼロの人にはこの線はまず現れません。その人にとって財産と呼べるほどのお金が貯まってきている人にのみ現れる線ですので、いくら金星線が立派になってもこの線がない人もいます。もし万が一、預貯金ゼロでこの線が現れていたら、近い将来必ず大きなお金が入ってくるでしょう。おそらく線が出た時点で何らかのめどはついているはずです。
水星線は金星線ほどのバリエーションはなく基本的に吉相はただ一つ、勢いよく線が走っているかどうかだけです。が、希な相もなくはないので解説します。
水星線の数霊は言うまでもなく数霊5です。
水星線(財運線)の数霊変換
水星は推命術で言うところの偏財星にあたります。これは流通財であり、一カ所にとどまる財ではありませんが、規模は金星の財より圧倒的に大きいです。商売をする人間には是非とも欲しい線です。
水星線(財運線)
(A)水星線が感情線に達する場合
もっとも一般的な水星線(財運線)です。満足のいく収入とそれに伴う順調な蓄財が有れば現れるでしょう。数霊で言えば5です。
(B)水星線が土星線を起点に発する場合
土星の星導を土台にしていますので数霊変換すると68になります。
数霊68参照。
手相解説
この相を持つ人は実業家として大きな運を持っており、最終的には巨万の富を得ることができるでしょう。
尚、土星線の流年を見ればだいたいの開運の時期を知ることができます。ちなみに図では27才頃に幸運がやってくるでしょう。
(C)水星線が金星線を起点に発する場合
金星線は人気や名声、芸術芸能を意味しますので、水星線が金星線を起点に発する場合芸術家として大成し作品が高額で売れたり芸能界で人気を博しドル箱スターになったりと、金銭的に恵まれた有名人になるでしょう。もし実業家であればその業界でも屈指の有名実業家となるでしょう。
これは数霊に直すと金星(6)と水星(5)ですから数霊86ですが、86の俗世バージョンがこの象意です。数霊86はどちらかというとこの部分にでる医療線と呼ばれる線の象意に近いと解釈してください。