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占術理論総合サイト

占術研究家    
   梶原煌平  

梶原流真手相術  Palmistry

手相

ここから手相の章になりますが、大変重要な部分ですのでよく理解して下さい。何故、重要かというと私の哲理である「万占同根」これが、正しいならば手相と姓名学(数霊術)との間に整合性が見られるはずです。
もし私の哲理が間違っているならば、一切整合性は見られないでしょう。整合性が有るか無いかは大変重要なところなのです。これにより占術の謎が氷解するわけですから、事の重大さを理解して下さい。
万占同根
万占同根この世は惑星(太陽系の天体)の星導によって紡がれた結果である。
 したがって全ての占いは惑星の星導をみるものである。

三王の配置

図1(今までの手相)
 図1は、手相の世界における基本的な手のひらの部位の名称です。これは現在あらゆる流派で使われています。
 各部位には太陽系の天体の名称が付いていますが、この惑星を配置した考え方は、今から500年ほど前、ヨーロッパの方で考え出されました。誰が提唱者かは詳しくは分かりませんが、当時の学者さんか神父さんの中に、手相術と西洋占星術の両方に長けた方がいて、その方が手相の象意と占星術の象意が同じであることに気付き、手相の中に惑星を配置しました。当時グーテンベルクの活版印刷が発明された頃でしたので、この考え方が本で一気に広まり定着したのです。
 しかし私はここで疑問をもちます。この図には天王星、海王星、冥王星が配置されていません。と言うのもこの図1の考えが発表されたのは今から五百年ほど前ですから、この三惑星(三王と言います。以下、三王)が発見される遙か以前です。三王には間違いなく星導があります。

 誰もやらないのなら私が配置します。

ではいきましょう。ここから重要です。 
星の意味をふまえた上で、図1の配置でおかしい部分を見ていきましょう。以下は手相の世界で言われている内容です。
  • ア 木星丘
     木星の星導を蓄えるところ。その星導とは、社会、野心、希望、権力、指導力、向上心、独立心など。
    イ 土星丘
     土星の星導を蓄えるところ。その星導とは、労働、忍耐、思慮、克己心、自制心など。
    ウ 太陽丘
     太陽の星導を蓄えるところ。その星導とは、人気、成功、名声、芸能、金運など。
    エ 水星丘
     水星の星導を蓄えるところ。その星導とは、情報、通信、伝達、機知、商才、財運など。
    オ 第一火星丘 
     火星の星導を蓄えるところ。その星導とは、ハプニング、短気、変化など。
    キ 第二火星丘
     火星の星導を蓄えるところ。その星導とは、信念、反骨精神など。
    カ 方庭    ク 火星平原
     火星の星導を蓄えるところ。その星導とは、活力、行動力、闘争心など。
    ケ 金星丘
     金星の星導を蓄えるところ。その星導とは、生命力、健康、情操など。
    コ 月丘
     月の星導を蓄えるところ。その星導とは、感情、空想力、第三者など。
    サ 地丘
     大地の星導を蓄えるところ。その星導とは、底力、自力など。

以上が手相の世界で言われていることですがア〜サまでの各部位で惑星の意味とピッタリ合致するのはア、イ、エ、カ、ク、コです。今一つ当てはまっていないのはウ、オ、キ、ケ、サです。
 まず、ウとケですがこれは全く逆の意味になっていることが分かります。すなわち薬指の下の太陽丘と呼ばれているところが金星の意味そのものであり、親指の付け根の金星丘と呼ばれているところが太陽の意味です。残るはオ、キ、サですが、オは天王星の意味そのものですし、キは海王星の意味そのものですし、サは冥王星の意味そのものです。これらのことを考慮して配置すると次の図のようになります。

梶原流真手相術赤い字が新説)

 尚、「丘」という字は使いません。(盛り上がっていないところがあるため) 親指の付け根の膨らみは手のひらの面積の中で一番大きな部分です。実はこここそが太陽の星導を受け持つところなのです。そもそもここは昔から「良く盛り上がっている人は生命力抜群」と言われてきた箇所です。生命力は明らかに太陽の星導であり金星の星導ではありません。月宮の正面でもあり生命線という、生命力や健康状態を表す線に囲まれた場所でもあります。間違いなくここが太陽です。
 では、今まで太陽丘と呼ばれてきた薬指の下の部分はどうなるかと言えば、これこそまさに金星の星導を受けるところです。昔からここが盛り上がり縦線がでていれば金運良好、人気名声抜群、社会的成功などと言われてきました。これら吉事は金星の星導によるものです。特に金運は金星の星導そのものです。
 ここまで分かれば三王は簡単です。海王星の星導は月の星導を高次化したものです。月宮の上の部分ということになります。意味的にも合致しますので確実です。
 同様に天王星は太陽の星導を高次化したものです。太陽宮の上部ということになります。こちらも意味的に合致しますし、海王宮の正面なのもしっくりきます。太陽と月が対の関係にあるように天王星と海王星も対の関係にあるのです。
 残ったのは冥王星です。冥王星はその字の通り冥界に通じます。肉体や生命力を表す生命線が上から下に伸びて冥王宮につながっているのです。

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